王者川崎フロンターレらしく、かなり研究されている印象だったサンフレッチェ広島との試合。ACLもおわっちゃいましたし(蔚山現代戦はあるにしろ)、東城さんネタで1本書いてしまったのですが、サンフレッチェ広島との試合で、かなり気になっていたエドゥアルド・ネットへのプレスの強さについても、記事を書いておきたいと思います。
東城さんについてはこちらをどうぞ。
⇒東城穣誤審主審(PR)の年収は3千万?疑惑判定で川崎フロンターレが連続無敗記録ストップ。サンフレッチェ広島で同点ゴールを取り消される。
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城福浩のエドゥアルド・ネット対策「これでいいですか」
城福さんが川崎フロンターレとの試合の後に報道陣から逃げるようコメントを避けた瞬間がありました。試合後の会見場で、エドゥアルド・ネットへのケアの厳しさに対して聞かれると
「えぇと…後半戦も、あるので、あまり、ちょっと…」
「彼が起点の大きな1人になっているのは確かで、彼がある意味、フロンターレのストロングということは、逆の見方をすればウイーク、狙いどころになるという意識は持っていました」
「こんなんで、いいですか…すみません」
と歯切れの悪い返し方をしていたというのがニュースになっていましたね。各チームがかなり研究してくるであろうところですね。エドゥアルド・ネットへの対策がシーズンのこれからのJリーグの戦い方のポイントになりそうだなと思った瞬間でした。
ネットは現役Jリーガーが選んだベストプレイヤー9位
2017年、サッカーダイジェストの特集で、現役Jリーガー90人が選ぶベストプレイヤー9位にランクインしています。
これは1位小林悠、6位中村憲剛に次ぐ3位です。エドゥアルド・ネットはかなり評価が高い選手なんですよね。特に他チームの選手に評価が高い選手。
ちなみに10位タイがエウシーニョ。19位タイに家長昭博、大島僚太。
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特に去年のエドゥアルド・ネットは本当に圧倒的でしたよね。ボールを奪えて、ボールを出せる…更に日本代表の大島僚太の相方としても全てにおいてレベル高かったです。
ネットのプレースタイル「受ける」「出す」を繰り返す
この単純なプレーをできる選手ってほとんどいないんですよね。
攻撃においても、守備においてもエドゥアルド・ネットの存在感が大きいというのは間違いないんですが、ボールロストが多い点だけを見てネットがだめだと思っている人も多くて悲しくなりますよね。
エドゥアルド・ネットって目立たないけど、目立たないからこそ凄い選手だと思うんだけどなー。
川崎フロンターレの攻撃も必ずボールがネットを起点に動いてるんですよね。川崎フロンターレののサッカーを見ていない人は、大島僚太、中村憲剛、小林悠が中心だと思っている人が多いと思いますが、エドゥアルド・ネットはゴールに直結はしないプレーがすごいんですよね。
止める、蹴るっていうが風間八宏が残した財産だとしたらそれに似てるけど、受けると、出すを90分間愚直に繰り返せるのはエドゥアルド・ネットだけな気がしています。
エドゥアルド・ネットにマークが付く時代がくる?
サンフレッチェ広島の城福浩監督が言葉を濁したように、エドゥアルド・ネットに対して、各選手が激しくプレスをかけていくことが増えていく気がします。
彼がチームの起点になっているというのは2017年を振り返ればすぐに分かることですし、大島僚太や、中村憲剛のように、チャージされる前に出すというプレーではなく、チャージされたとしてもひとり抜いてからパスを選択するようなエドゥアルド・ネットのプレーは、そこにチャージをかけてボール奪取すればチャンスに変わるので、これからの対戦チームが取り入れくてる戦術になるかもしれません。
去年からその傾向は強かった気もしますが、エドゥアルド・ネットの気性の部分でも、チャージが続いてイライラしてくれば、それに起こったネットがファウルをし返して、カードが出されることも期待できますし、相手チームからしたら削る価値のある選手になっていますよね。
エドゥアルド・ネットは高いボール奪取の能力とパスの正確さがあり、川崎フロンターレの攻守を語る上で外せない存在なのは確かです。ですが、その性格的な部分で損しているところもあると思うんですよねー。
エドゥアルド・ネットが一皮むけたら…間違いなく連覇できる
エドゥアルド・ネットはJリーグでもトップクラスのボランチなのは間違いありません。特に大島僚太とのコンビは間違いなくNo.1だと思っています。
ですが、自分に対するファウルにイライラして仕返しみたいなプレーしてしまったり、仲間がやられたことに対して切れてしまったりと…おとなになりきれていない部分が出てしまうとどんどん悪いネットになってしまうことがありますよね。
それさえなければ…と思ってしまうもったいない部分のある選手。それがあっても過去最高レベルの助っ人の一人なのは間違いないんですが…。
彼がイライラしないようになってくれれば、フロンターレの勝利の確率は間違いなく上がますし、イライラしていないときのネットは本当に圧倒的なテクニックが出てくると思うので…間違いなく連覇できると思っています。
それぐらい重要な選手。城福さんがマークして、ネットのプレーを止めたことからわかるように他チームのスカウターはネットについてかなりの時間割いて研究していると思うんですよねー。
そう考えると、ネットが成長して去年以上の活躍をすることが、フロンターレの連覇に向けて一番重要なんじゃないかと思います。
マークされ始めたネットがどういうプレーをするのか。一皮むけるのか、マークされて削られてイライラして、悪いネットが出てしまうのか…そこが今年の一番のポイントになるんじゃないかと、こないだのサンフレッチェ広島戦を受けて思いました。
そんなことをダラダラと書いてみましたw
完璧なネットが見てみたいなー。